「噛む力と認知症」

先日お知り合いの方から、歯の健康に関して最近の記事を2つ教えてもらいました。一つは、『歯周病と認知症』に関して、もう一つは『噛む力とインプラント治療』に関してでした。今回はこれらを読んで感じたことを書きます。

まず初めに『歯周病と認知症』に関してです。歯周病菌が色々な病気の原因になることはすでに知られていることですが、この歯周病菌が体内に侵入して受容体と呼ばれるタンパク質の数を増やし、認知症の原因物質の蓄積を増やすことが大学チームの研究でわかったようです。歯周病は認知症の原因の一つになるとの発見です。

認知症のリスクを減少させるために歯周病予防が必要です。歯科医院でのプロフェッショナルによる口腔内清掃を定期的に受診し、それに加えて自分でできるホームケアを徹底的に習慣づけて行うことが一番望ましいと思います。

次に、『噛む力と認知症予防』に関してです。歯周病などにより、噛む力が徐々に衰えます。ひどくなると歯を失い、入れ歯かインプラントなどのお世話になることになります。記事によれば、残っている歯が少なくなると認知症の発症リスクが高まるそうです。日本人の平均寿命は、女性87.45歳、男性81.41歳だそうです。となりますと、望むのは寿命のある間は元気でいることです。俗に言う「ピンピンコロリ」がいいですね。話はそれましたが、歯を失うほど噛む力が弱くなり、口の中に変化がおこります。歯並びや噛み合わせが悪くなり、ひいては噛む力が弱くなることにつながります。

通常、歯を失ったら、入れ歯、ブリッジ、インプラントのいずれかの選択になりますが、何らの治療をせず歯のない状態のまま放置するのは絶対に避けるべきです。ところでその中の選択肢であるインプラント治療は、年々進化しており、近年の歯科用CTの普及とともに、現在では事前にコンピューターでシミュレーションして手術計画を立てる方法が一般的になってきています。つまり、年々治療技術は安全性と確実性を増してきていると言う事です。しかしながら、インプラント治療は保険適用外なのですべて自費治療です。入れ歯やブリッジでも保険適用外の治療もありますが、やはりインプラント治療が一番高価な治療である事に変わりありません。しかし、日々の生活の中で、自分の歯が無いことを忘れる、つまり普通の生活をするという満足度では、つけたりはずしたりする必要がある入れ歯やブリッジとは大きな違いがあります。

その証左に、記事によれば、65歳から79歳の約4%がインプラントを使用しており、その82.5%の方が満足、どちらかと言えば満足と答えているようです。

もし、ご自身やご家族が、歯を無くしておられたり、無くなりそうであれば、是非インプラントをご検討ください。

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