「インプラントは危険?」という事について少しお話を。

なぜこのお話をするかと申しますと、先日知人にインプラントをお勧めしたところ、その方が長い間診ていただいている歯科医院で「インプラントは危険なので」とブリッジを勧められたと聞いたからです。

インプラント治療ははたして危険なものなのでしょうか?この治療法が始まってからすでに50年が経過し、NHKの報道でも患者数は300万人いると言われています。日本でも既に30年以上の実績があり、成功率が約98%というこの治療方法の安全性は既に確立されていると言えるでしょう。この成功率は他の手術と比べても決して見劣りするものでありません。念のために申し上げますが、この2%という数字は100人手術をすれば2人が死亡するという意味ではありません。何らかの理由でインプラントがうまく骨に定着しなかったりして脱落した人が100人中2人という2%です。この場合は骨をまた作ったりして再度インプラントをする事にはなりますが。

どのような理由で患者様が危険と受け取るお話の仕方をされたかはわかりません。もしかしたらその先生がインプラント治療をなさらない方だったのかもしれません。しかし、厚生労働省のデータによれば日本の歯科医院の総数が68,000軒、そのうち24,000軒の医院がインプラント治療をしているとあります。日本の3分の1以上の歯科医院が行っているこの治療方法はすでに確立された治療法であり、危険なものであるとは言えないのではないでしょうか?

このようなデータからすれば、全ての先生にはインプラントも治療の選択肢の一つとして患者様に勧めていただき、確立された安全な治療法としてその理由などを丁寧に説明していただきたいと思います。

もし、皆さんが治療を受けているクリニックで、単に『インプラントは危険』と言われ、何故というその理由の説明もないようでしたら、他のインプラント治療をしている医院でセカンドオピニオンを取られる事をお勧めします。そうすることで治療に対する知見が広がりご自分の選択肢が増えます。その後、ご自分に一番合うと思う治療を選択していただければと思います。

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