「食の確保と安全の保障」

閑話休題と申しますか、今回はある本を読んでそこから考えた事で、今までと少し違うお話です。

このサイトは、「インプラントを知ってもらう事」と「適切なインプラント治療施設を選んでもらう」ための情報を発信する事を目的としてコラムを作成しています。今回は、いつもとは違う観点からお話をしますが、まあ、こういう考え方もあるのかな、という感じで読んでいただけましたら有難いです。

以前に、塩野七生さんが書かれた『ローマ人の物語』全15巻を読み終え、更に最近『ギリシャ人の物語』を3巻まで読み、2シリーズ全18巻を読みました。毎年1冊ずつ書かれたというだけあり、かなりボリュームもありますが、しっかりとした内容でしかもとてもわかり易く面白い歴史読み物です。これは紀元前約1000年から西暦500年まで、凡そ1500年間に渡るギリシャとローマのお話で、皆さんご存知のシーザーやアレキサンダー大王も勿論重要な登場人物です。この小説を読むにつれ、国や政治はその時代の社会環境に応じて、必然的に変化していくものであるというのが良くわかります。当然そこには強烈な個性をもった人間が介在するから歴史は動くのですが。

この小説を読むと、「国や政治がしなければけないことは何か?」という事を考えさせられます。古代ローマやギリシャが国民に対し『食の確保と安全の保障』を国の重要な方針に据えていたというのは非常に示唆に富みます。国民はこれによって安定した経済活動を継続的に行え、その結果国の経済も発展するのです。今の日本を例にとれば、食べることには不自由しませんし、どこに行っても安全で、それに加えて政局の安定が影響し、平均株価の上昇が続いているように思えます。つまりとても大事な経済が発展しているのです。

さて、ではこの言葉をもう少し身近引き寄せて考えてみました。会社を例にとると、企業は基本的に社員に対して『給与の確保と職の保障』を与えなければいけないと思います。これにより社員もモチベーションを保ち、自分の力を発揮して企業が持続的に成長できるのです。これらは、国や企業をそれぞれ個体として捉えた場合の考え方です。では、更に身近な例として、我々の体という「個体」をどう「持続」していくか?を考えますと、その首長である我々自身は『食の確保とからだの機能の保障』をまず考えなくてはなりません。つまり我々は「自分自身のからだに、「食べて栄養を与える」事と「からだのそれぞれの機能が適切に動く」事という二つの重大な責任を持っているのでは無いでしょうか?

このように考えていくと、からだのそれぞれの機能の中でも食の確保を担う「お口の機能」はとても重要であり、そのお口の主たる構成部分である「歯」は、とても大事なものであると再認識させられます。

我々が自分の体にこれを保障するためには、体のメインテナンス、つまり歯の定期健診も含めた体全体の定期検診を怠らないことは自分自身への根本的な責任と言えるでしょう。

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