「クリニックの倒産」のお話です。

先週ある歯科医院の倒産のニュースを聞きました。どのような事情で倒産されたかはわかりませんが、突然閉鎖されていたそうです。ドアには破産管財人が指定された張り紙があったとの事です。

医療提供者にとってあってはならないこうした事を起こす理由はあったかとは思いますが、これにより多くの取引業者も迷惑を被ります。現実的には納品業者は支払いを受け取る事ができなくなります。それより何より、継続的な医療を必要とする患者様に多大な迷惑と心配をかけることになります。実際的に、今までの治療がそこで突如ストップします。特にインプラント治療が終了しておらず、支払い済みの患者様は本当に困惑の極みです。途中なのでそのまま継続すればよいようなものですが、治療方針がそれぞれの施設で個々の患者様によって違いますので、継続することはできないのです。とても残念な事ですが、支払い済みの治療費の返金はまずできないと思います。他の施設で治療を継続する場合でも、再度同様な費用を支払うことになります。現在こうした事への国や地方自治体からの救済措置は無いでしょう。

さて、このようにここで一番困るのは患者側です。特にインプラントに関わらず自費治療の費用を支払済で治療が完了していない方々が最も大きな被害を受ける事になります。また、既に治療を終えた方でも、その治療の保証があってもそれは無効になり、保証を受ける事は出来ません。それに加えて、インプラントの場合は埋入されたインプラントやその部品の患者情報の保管がどのようになるのかも定かではありません。

残念な例ですが、良いクリニック選びの大切さがお分かりいただけたかと思います。

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