「洗口液の洗浄効果」のお話です。

テレビなどの企業の製品宣伝を見ていますと、洗口液だけで口腔内が清潔に保てる効果があるような印象を受けます。そこで、専門家の先生にお聞きしてみましたので参考になればと思います。

考えるべきポイントは、洗口液が歯周ポケット内に届くかどうか?という点と、さらに、細菌にはバイオフィルムが存在しているという問題です。そのために、洗口液で効果を期待するにはクリニックで歯周ポケットを綺麗にする必要があります。その後洗口液による歯周ポケット内洗浄は効果があると考えて問題ないとの事です。バイオフィルムについて補足しますと、これは熱湯などで綺麗にすることが可能でありますが、実際に口腔内で行うことは不可能です。従いまして、クリニックで機械的な方法、つまりスケーリングやルートプレーニングでクリーニングするしかありません。要は、予防としては、歯科医院での定期クリーニングで専門家に歯周ポケットを綺麗にしてもらってからから洗口液などを補助的に使用するのが 一番なようです。

洗口液の成分を調べて見ますと、殺菌成分としては「塩化セチルピリジニウム」や「クロルヘキシジン」などがあり、粘膜や細菌表面への停滞性がありますので効果があります。しかし、「クロルヘキシジン」は以前アナフィラキシーショックが起こった事例が報告され、今は濃度の少ない0.1%未満のものしか販売されていません。

製品によっては、長期間使用すると舌への着色があると聞いていますので、先生方や衛生士の方によくお聞きして、毎日ストレスなく長く使用できる製品を選んで使用するのが良いと思います。

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