今回は、インプラント治療計画の説明時に聞いておくべき事についてです。

私のお知り合いの方から、インプラント治療を受けた人が介護施設や老人ホームにお世話になりかかりつけのクリニックに通えなくなった時、メンテナンスはどうするのだろうか?という疑問が寄せられました。

高齢化社会なので、インプラント治療の時にこうしたことを加味して生涯に渡った治療プランを提供してもらえるのであろうか?こうしたことはこの治療に関係する歯科医院のシステム、手術をする歯科医師、それに加えて製造販売するメーカーなどインプラントに関わる関係者全てが求められる事である。まして、認知症や寝たきりなどになってしまったら患者自身では何らもできない。というのが懸案の趣旨です。しかも、こうした問題は、当然ながら歯科医院だけでは解決ができない問題であり、介護や保険、中央や地方行政との連携も必要である。ましてや、インプラント治療そのものを、良い治療であると勧めるのであれば、こうした年齢を重ねた時も含めた選択肢として提供することができなければならないとの意見も合わせてありました。

ありがたい事に、私が存じ上げている先生方は既にこの事に取り組んでおられます。というのは既に数多くの患者様を治療された経験からこの必要性を実体験として認識されておられるからです。こうした先生方は自分が施術した患者様の一生をみるつもりでインプラント手術に携わっておられます。実際には寝たきりになられた患者様のお宅にお伺いしての検診などもクリニックのシステムに取り入れられています。

さらに、口腔インプラント学会でも関心を持っており、他の学会とも連携してこの課題にも取り組み実態調査を行っています。その結果をホームページに「歯科訪問診療におけるインプラント治療の実態調査」として誰でも見れるように掲載しています。インプラント界ではこうした活動を通じてより認識が高まりより多くの先生方が取り組む方向に進んでいます。

私共患者は、手術時の年齢にもよりますが、治療計画の説明時に必ず聞いておくべき事項です。

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