今までのお話に少し関係したインプラント周囲炎の処置とその後の管理についてです。

今までのお話に少し関係したインプラント周囲炎の処置とその後の管理についてです。

できるならばならない方が良いことは決まっていますが、発症したからと言ってもその後の処置はできますので大きな心配はないと思います。程度に応じての処置方法が違います。軽度の場合は、注意をしながら経過をみることになるようです。
進行した場合の処置方法としては、露出しているインプラントの表面を超音波を使った機械やブラシなどにより完全に付着している悪いものを取り除きクリーンにするという方法が現在確立されているようです。ケースによっては骨を再生させるために、自分の骨や人工物を使用して骨の再生を促す処置をすることもあるようです。その後は、当然定期検診でインプラントと骨の状態のチェックや日常の自己管理も欠かせません。自分でできる事は、歯磨きやデンタルフロスや洗口液の使用により常に清潔に保っておくことです。特にインプラント周囲炎処置後は以前にましての注意が必要です。それから喫煙などはもってのほかです。

また、洗口剤ですが、私が読んだ海外の文献では医薬用殺菌薬クロルヘキシジン0.12%溶液が推薦されていました。と言っても日本ではアナフィラキシーショックの関係で販売されておらず、市販されている製品は0.05%の製品です。これをさらに薄めて使用するとの事なので、この値からすると海外の文献にある期待される効果とは違うと思います。

インプラント周囲炎そのものを恐れる心配はないかと思いますが、「転ばぬ先の杖」という諺にもあるように、術後の定期検診によるプロフェッショナル・ケアと歯磨き、デンタルフロスや洗口液による自己管理でインプラント周囲炎にならないようにするのがベストです。

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