顎顔面インプラント学会が東京医科歯科大学であり、併設の無料市民公開講座に参加してきました。

昨日は顎顔面インプラント学会が東京医科歯科大学であり、併設の無料市民公開講座に参加してきました。この学会は主として大学病院の歯科医師の先生方がインプラントを主として研究し論じる学会のひとつです。昨日は「患者さんが喜ぶ安全安心なインプラント治療」という主題で昭和大学歯学部インプラント歯科学講座教授の尾関先生が講演をされました。

尾崎先生は、ブリッジ、入れ歯、インプラントそれぞれの良い点と気をつけておかないといけない点やインプラント手術の方法、2012年NHK報道、安全安心なインプラント治療体制についてお話をされました。その中で、いくつか私が興味を引いた点を皆さんと共有させていただきたいと思います。まず、ブリッジについてですが、やはり健康な歯を削ることについては十分留意する必要があると話され、時間が経過してその歯が悪くなった例も示しておられました。入れ歯はやはり装着感や見た目という点を十二分に考えないといけないと思います。また、上下の総入れ歯の方に入れ歯の安定化のためにと下顎で数本のインプラントを使用した治療もされておられました。このようなことから考えますと、インプラントは、生活の質の向上という点ではやはり一番であるとのお話でした。一方、良い話ばかりでなく、2012年NHK報道で報道された2007年の死亡事故についてもお話をされ、出血をした後の適切な処置である圧迫止血の方法も説明されていました。それから、事故後の病院との連携もとても大事であるとのお話でした。

一般の方々からの質問で、インプラントが7万円と広告されているクリニックでのインプラントについては、まず、この手術は基本的に自由診療、つまり自己責任で受けるという認識が必要である。昭和大学では1本63万円で、これは大学病院という大きな施設での術者、麻酔科医、看護師などの多数のスタッフ、手術室や滅菌設備の使用、CT、その他の諸費用を考えた上での金額であり、個人的な意見としては1本30−35万ぐらいは最低必要であろうとのことでした。

また、コンピューターを使用しての術前に手術をシュミレーションする方法を導入したり、先生方が集まってそれぞれの患者さんの症例を術前に検討することで、担当の先生の見落しを防いだり、より良い治療ができるような取り組みをしておられます。安全安心なインプラント治療へ向けてこうした日々の改善をされているとのことでした。全体的に感じた事は、我々患者自身がクリニックを選ぶことが大事である、つまり自己責任に帰すると思います。その為には、我々が良くインプラントの知識をつけ、良い術者と良い施設を選ぶ目を持つことに尽きるようです。

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