インプラント治療後のケア

定期的なメンテナンス

インプラント治療を受けた後は、歯を失う前と同様に、つまり、歯がなかったことをほぼ意識しないで食事ができる生活に変わります。かといって何もしないでそのまま放置して良いということではありません。人工物を口の中に常駐させている訳ですから、車や機械と同じようにその後の定期的な点検と日頃のケアが必要です。必ず年に3−4回は、他の歯の病気のチェックも含めて歯科クリニックに定期検診に行く事をお勧めします。この時は歯の清掃は当然の事、インプラントの状態や非常に重要な噛み合わせなどお口の中を総合的に見ていただけます。この回数は理容室や美容室に行く回数より少ないと思いますのでぜひ継続してください。重要度は格段に高いので、忘れないように私は健診に行くたびに次の予約をするようにしています。それから、食後の歯磨きも忘れずに行い殺菌作用や歯肉炎防止効果があると言われている洗口液を使用される方が良いかもしれません。洗口液も種々あり含有物によって効用が違います。私は、歯周病を患っていた時からクリニックで勧められた製品を使用していますが、インプラント処置を施した歯の部分だけでなく全ての歯の病気予防にとても役立つと思い毎日励行しています。

こうしたメンテナンスと日々のケアは、インプラント治療後に起こり得る病気として近年話題になっている「インプラント周囲炎」の予防にもつながると考えています。この「インプラント周囲炎」とは、簡単に申しますとインプラントの周りの組織がダメになることです。治療方法もどんどん開発されていますので、なったからといって心配することはないかもしれません。しかしながら一度起こりますと厄介なもので、最悪の場合はインプラント体そのものを取りだすことになります。状況に応じてですが再びインプラント手術ができるかもしれません。その時は再手術をすることになりますが、これは絶対に避けなければいけません。我々は事前防止のために、歯科医院での定期検診(メンテナンス)と日常の自分で行うケアをおろそかにしてはいけません。


マウスピース

歯ぎしりから歯を守ったりするナイトガードと呼ばれる、マウスピースを就寝時に使用されることもお勧めです。せっかく入れたインプラントの歯です。適切な術後管理を行い、快適に使える良い状態に保つことはとても大事なことです。マウスピースは硬い材質(ハード)と柔らかい材質(ソフト)の2種で、価格は1万円ぐらいからあります。

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